第3ステージ モーツァルト／ミサ曲 ハ長調「戴冠式ミサ」 K.v.317

最後のステージは、楽曲解説の冒頭部分からの抜粋です。

　ミサ曲とは、カトリック教会で執り行われる礼拝のために作曲された、ラテン語の「ミサ通常文」をテキストに持つ楽曲のことで、多くの作曲家により数々の名曲が残されています。「戴冠式ミサ」K.v.317は、本日の第1ステージで取り上げた交響曲 K.v.320ができる約4ヶ月前、失意のマンハイム・パリ旅行から戻った翌々月の1779年3月23日に完成し、4月4日の復活祭にザルツブルク大聖堂で初演されました。当時、ザルツブルクの領主コロレド大司教が「ミサ曲は45分を超えてはならない」と定めていて、この「戴冠式ミサ」も演奏時間が30分ほどのコンパクトな曲となりましたが、それゆえミサとしてのエッセンスが凝縮された見事な作品となっています。「戴冠式ミサ」と呼ばれるようになった経緯には諸説がありますが、モーツァルトの死後、オーストリア皇帝フランツ1世がボヘミアの王位を得てプラハで戴冠した時に演奏されたため、との説が有力です。

まさにミサとしてのエッセンスが凝縮された見事な作品です。
ソリスト4氏のソロパートはもとより、管弦楽と混声合唱が織り成すハーモニーによる聴きどころが続く第3ステージこそ、Musikfreunde燦の真骨頂と言えます。

ぜひ第3回演奏会に足をお運びください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

ゲネプロ前の最後の合同練習

昨日4月29日（土・祝）は、ゲネプロ（ゲネラルプローべ＝通し稽古）を残して、最後の合同練習でした。

練習の合間に、ソリストの天羽（あもう）先生からソプラノのメンバーが素晴らしいアドバイスをいただきました。天羽先生のお姿を拝見して心が和むと共にソプラノパートだけではなく団としての心の繋がりを感じて、より結束を固められたように思います。

合唱は先日強化練習も行い、ゲネプロ当日の午前中にも追加練習を予定してます。
ご来場いただく皆さまにご満足いただける音楽がお届けできるように、さらに磨き上げて行きたいと思っておりますので、第3回演奏会にぜひご来場ください。

オーケストラと合唱の合同練習

年が明けて、2023年1月14日（土）にオーケストラと合唱の合同練習が始まりました。
何度かのオンラインで交流を重ねてきましたが、今回の出演者による初顔合わせです。

オーケストラと合唱がお互いの音を聴き合いながら幾度も練習を重ねる。
それが Musikfreunde燦 ならではの特徴なのです。

4月8日（土）からソリストの皆さんが練習に参加されて、オンステージメンバー全員による練習になりました。
ソリストの皆さんの美声に聴き惚れながらも、プロの先生方の声に身が引き締まり、練習のボルテージは上がる一方です。

第3回演奏会の3週間前になりました

第3回演奏会の練習は、2022年3月21日（月・祝）のオンライン練習から始まりました。
この時点で戴冠式ミサの演奏は決まっていましたが、合唱の単独ステージの曲目は決まっておらず、団員にアンケートが取られました。

4月から合唱では男声・女声に別れた練習を開始、5月22日（日）に合唱全体の顔合わせと全体練習を行いましたが、まだ演奏会本番の日程は決まっておらず、今思えばちょうど演奏会の一年前のことでした。

合唱の単独ステージは武満徹の「うた」から4曲が選ばれ、10月末に音楽総監督の川合先生の練習が始まるまでの半年間、合唱の団内指揮者の車さんによる練習が続きました。

車さんによる戴冠式ミサの楽曲解説は、演奏会当日のプログラムでもお読みいただけますので、楽しみにしててください。

第3回演奏会 チケット販売のお知らせ

こんにちは。Musikfreunde"燦" 事務局からのお知らせです。
5月20日（土）に開催される第3回演奏会の電子チケット取り扱いを開始いたしました。以下のバナーよりお申し込みいただけます。

■チケット

　全席自由 1,500円

teket.jp

曲目等、演奏会情報詳細はこちらから

Musikfreunde"燦" - 第3回演奏会

■曲目

　W・A・モーツァルト　ミサ曲　ハ長調　KV317 　『戴冠式ミサ』
　W・A・モーツァルト　交響曲　ニ長調　KV320
　( Movements 1, 5 & 7 of the Serenade "Posthorn" )
　武満　徹 『うた』より
　小さな空 / うたうだけ / 恋のかくれんぼ / 見えないこども

■日時

　2023年5月20日（土）
　13:20開場　14:00開演

■場所

　武蔵野市民文化会館　大ホール
　JR三鷹駅 より徒歩13分、またはバス 市民文化会館入口下車 徒歩2分。
　JR吉祥寺駅 よりバス 市民文化会館前下車。

■指揮

　川合 良一

■ソロ

　ソプラノ：天羽 明惠
　アルト：向野 由美子
　テノール：小貫 岩夫
　バス：山下 浩司

■チケット

　全席自由 1,500円

teket.jp

■お問合せ

　musikfreunde.san@gmail.com

第2回演奏会御礼

2019年1月12日(土) 、Musikfreunde 燦 第2演奏会は、満場の歓声・拍手の中、終演を迎えることができました。
これも雪が舞う空の中、会場に足を運んでくださった皆さま、短い練習時間の中で、共に一つの音楽を創り上げようと共感いただいたソリストの先生方、スタッフやご家族など、私たち Musikfreunde 燦 の活動を支えていただいている全ての皆さまあってのものです。
ここに改めて、御礼申し上げます。

この演奏会に向けた練習を通して、私たちは、「オーケストラだけでもない、合唱だけでもない、Musikfreunde 燦 という一つの音楽集団」という理念の下で、より深く、お互いを信頼しあい、切磋琢磨することで、また一段成長できたのではないかと思います。

演奏会後のレセプションにて川合先生は仰いました。

「良い練習をしよう！」

第3回演奏会へ向けて、一歩一歩積み重ねてまいりたいと思いますので、今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。